円アカの塾内テストの活用法

こんにちは!

円アカの見上です!

 

今日は「塾内テスト」についてお話したいと思います。

円アカは「テストが多い」とよく言われます。

しかし、「明確な理由」があって円アカでは塾内テストを実施しています。

「テスト」と聞くと、「結果」にのみ目が行きがちになってしまいます。

確かにそういう側面もあるのは事実ですが「本来の目的」ではありません。

テストは「科学的に理にかなった勉強法」であるということを、皆さんはご存知でしたか。

 

例えば、プロ野球のオープン戦(練習試合)で選手が、「今日は~は良かったですが、修正ポイントもあったので、開幕までに調整をしようと思います。」

というようなことをマスコミなどに、試合後話します。

 

オープン戦や練習試合(塾内テスト)の目的は、開幕(受験など)という本番に向けて練習試合(塾内テスト)という実戦の中で、今の自分の修正ポイント(弱点)を明確にして、日々の練習(勉強)でそこを意識して練習(勉強)するということです。

 

(   )で置き換えましたが、塾内テストもまさしくこれです。

塾内テストは、スポーツで言えば「練習試合」です。

つまり実戦(テスト)は「今の自分の弱点を浮き彫り」にしてくれます。

「出来ないもの」を「出来る」ようにするのが勉強(努力)です。

円アカの塾内テストの流れは、

 

・対策授業の実施

過去に出題された問題で復習授業を行います。「対策授業・宿題」を通して「自分の今の弱点」を見つけてください。付属の解答解説に、出題されている問題の単元の名前などが書いています。自分が間違えた単元を、円アカで配布しているテキスト・自宅にあるテキストなども活用してその単元を徹底的に復習しましょう。

 

・テストの実施

テストを受験します。その後が重要です。テスト終了後に解答解説を配布します。解説授業までに、テストで自分が出来なかったところ、解答解説をよく読んでも理解できなかったところを整理しましょう。そして、自分が「どこの過程」で、「なぜ」できなかったのかを振り返ってください。その理由を突き止めたら、またテキストに戻って復習です。1つ注意してほしいのが、答えを映像のように覚えて、それを勉強したと錯覚している人がいますが、それではせっかく勉強しても「意味のない勉強」です。問題の言い方や切り口を変えられたり、時間が経っても答えられるかを意識して「意味のある勉強」を妥協せずに取り組んでください。また、テストの受けっぱなしは一番してはいけないことです。

 

・解説授業

テスト後に復習をして、自分で解決できなかったところを解説授業で解決してください。もう一度注意しますが、映像のように答えを覚えることが勉強ではありません。そして1週間くらい空けて、何も見ないでもう一度自分1人で解いてみてください。そこで解ければ本物です。

 

これが、円アカの塾内テストの一連の流れです。

成績の伸びていく人の共通点の一つに、テストで間違えた問題を、「中途半端」や「そのまま」にはせず、「徹底的に出来る」ようにすることがあります。

テキストを漠然と前から解くよりも、このようにテストを行うと今後勉強すべき内容の優先順位を、一瞬で認識できるようになります。

「出来ないもの」を徹底的に潰していくことが重要です。

 

さらにテストのメリットとして、人間の脳は間違えた事柄を強く記憶するようにできているので、暗記に必要な労力が大幅に減ります。

 

これを脳科学では「ハイパーコレクション」と呼びます。たとえば「オーストラリアの首都はどこ?」という質問に、「シドニー」と間違えて答えた記憶がある人は恥という「記憶のトリガー」があるので、正解である「キャンベラ」を長期記憶として保ちやすくなります。

 

だから勉強をするときは、答えや解き方がパッと分からなくても、すぐ解説を見たり、人に聞いたりせず、十分に悩んで勉強をする習慣をつけるとより良いです。

 

「努力の先にあるものに価値があるのであり、努力そのものには価値はない」

 

人より努力をしたのに、結果を出せない人は多い。これは「練習をたくさんした」というところで満足しているからだ。「努力による結果」ではなく、「努力そのもの」が目的になっているのである。

 

これは野村克也監督(元プロ野球監督)の言葉です。

これは勉強にも同じことが言えます。勉強は「努力」です。

せっかくする努力なら、「成果や結果が出る努力」をしたいですよね。

問題の切り口や言い方を変えられたり、一定の時間が経っても、「正しいアウトプットが出来る」ことが、「成績向上には必要不可欠」です。

「正しいアウトプット」の練習の場が「塾内テスト」です。