優先順位をつけよう!

 こんにちは!円アカです!

 

 早速ですが、芦田愛菜さんを皆さんはご存知でしょうか。テレビで見かけることのない日がないくらい有名ですよね。芦田さんは、慶應義塾中等部に入学をして、慶應義塾女子高等学校に通い、慶応義塾大学に内部推薦で進学を決めた報道がありましたよね。ちなみにですが、慶應義塾女子高等学校に合格するためには、駿台中学生テストで偏差値70(合格率80%)が必要です。向陵中では1学年に1人いるかいないかのレベルの高校です。

 

 今回、「芦田さんはすごいね~」という話をしたいのではなく、どうして芦田さんは、その辺の大人より仕事をしている中、日本の私立高校の中でトップの高校と言っても過言ではない学校に通い続けることができるのでしょうか。進学校になればなるほど、学校で勉強することは高度になりスピードが速くなります。その環境の中、その辺の大人より仕事をこなし、そして進学校に通い続けられる。まさしく「文武両道」を実践していると言えます。

 

 ですが、どうして「文武両道」を実践できるのでしょうか。札幌南高校では、大部分の生徒が高2に進学するタイミングでスポーツ系の部活動を中心に辞めるのは、よく聞く話です。学校では「文武両道」と生徒たちに簡単に言っている話をよく聞きますが、部活動と勉強の両立は思っているほど簡単ではありません。「文武両道」はすごい聞き触りの良い言葉ですが、まさしく「言うは易く行うは難し」です。

 

 時間は、みんな平等に1日24時間と決まっています。ここでポイントになるのは、やはり「優先順位の付け方」ではないかと思います。芦田さんで言えば、仕事である以上、習い事や部活動のように好きな時に休めません。かといって、自分の勉強も疎かにできません。どちらも手が抜けないので、自分の出来る範囲を見定めて優先順位をつけて、「出来ること」と「出来ないこと」を「取捨選択」をして、「仕事と勉強の両立」をしているのではないかと思います。

 

 そして、これは個人的な予想ですが、芦田さんが慶應義塾女子高等学校に在学していたことを考えると、芦田さんの中では、「1位:勉強」、「2位:仕事」という優先順位になっているような気がします。そして、レギュラー番組も、「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」の1本のみと、明らかに優先順位を付けて日々生活をしていることが見て取れます。

 

 この芦田さんの例は、一般的な小学生や中学生にも同じことが言えますよね。小学生、中学生の皆さん、「習い事」、「部活動」、「スマホ」、「ゲーム」、「マンガ」など、「自分のやりたいことだけ」で頭がいっぱいになっていませんか?特に「習い事」では、確かに様々な研究で、「人的資本への投資はとにかく子どもが小さいうちに行うべきだ」と示されていて、人間は小さいときに、勉強以外にも様々なことを経験した方が良いのは科学的に証明されています。しかし、将来に直接関係するものとしないものがありますし、1日の時間は有限です。勉強の習い事は週に2日くらいするのがせいぜいではないかと思います。実際、生徒たちを見ていて、週2日を越えてくると、だんだん本末転倒になってくる人が多いように思います。本末転倒を防ぐためには、「部活動」や「習い事」をしている目的は何なのか、それをきちんとわかって取り組むことが重要ですよね。

 

 そして、「スマホ」、「ゲーム」、「マンガ」も、習い事や部活動と同じことが言えます。時間は有限です。「見放題、やり放題、読み放題できる」ほど、1日24時間は長くありません。自分の気持ちをコントロールして、「大人な対応」を出来るようになると素晴らしいですね。そのためには、「やるべきこと」をまずは全て書き出してみましょう。そして、書きだしたものを「1日の予定」や「1週間の予定」に入れてから、「やりたいこと・やってみたいこと」を「予定の残ったところ」に入れていくと、全体像をおさえやすくなります。自分のキャパオーバーになることなく、優先順位をつけやすいのではないでしょうか。