こんにちは。円アカです。夏休みに入り、高校受験、大学受験の志望校が見えてくる時期になりますが、今回は、札幌公立TOP5校に進学した生徒(高校生)と進路の話をしたときのお話をしたいと思います。
「先生、学校の先生との面談で、自分の志望校に合格した人と不合格だった人、志望校のワンランク上の大学の偏差値の推移を見せてもらったけど、どれも同じ動き方をしていて、結局は不合格の人は合格の人の偏差値に届いてないんだよね~」というような話をしていました(この偏差値の資料はその中で自分がどの立ち位置にいて、合格できそうかどうかを見る資料です)。
「大学受験は、やはりスタートの時点でほぼ決定してしまっているんだよな~。後から巻き返すのは相当厳しいんだよな~。円アカがいつも伝えている通りじゃん」と思いながら、その生徒の話を聞いていました。
まさしくこのとき、旧帝国大学などの難関大学が選択肢に入っている(実力で狙える立ち位置にいる)ために、円アカでは駿台中学生テストの重要性のお話をさせてもらっています。
円アカでは、札幌公立TOP5校(特に札幌南・札幌北・札幌西・札幌東)に進学をしたいならば、「道コン・定期テストからはわからない偏差値が存在する」ということをお話をさせていただいています。
札幌公立TOP5校(特に札幌南・札幌北・札幌西・札幌東)の合格者の中の上から下までで、道コンでは偏差値が5くらいしか差がないように見えるが、実はその偏差値は20くらいの差があるというお話でしたよね。
そして、「駿台中学生テストを受験し、北嶺中学校(札幌南・札幌北と同等)の中でどの程度の順位を出せるのか」、やはりこれが重要なのだと思います。北嶺中の大学の合格実績は大きくは変わりません。北嶺中の中である程度の順位(理想:40位以内、現実:60位以内/偏差値60以上)を出すことが出来れば、札幌公立TOP5校に進学しても、自分が今までしてきた努力をサボらない限り、いろいろな大学が見えてくるのは、誰しもが想像しやすいのではないかと思います。何事も「スタート」はやはり重要ですよね。
また「三つ子の魂百まで」という諺を円アカ生によくお話をします。小学生・中学生でついた「習慣・癖」は、高校生になっても「ほとんどの人がそのままいってしまう」ということですよね。でないと、先ほどのお話にもあるように、合格者と不合格者の偏差値の動きが同じということはありえません。
でも良い言い方をすれば、ほとんどの人が同じ偏差値の動きをするということは、「小学生・中学生のうちに正しい習慣」を付けてしまえば、「他の人に差をつけられる」ということが言えますよね。「正しい勉強の仕方(習慣)」は円アカ生には8月号の円アカ通信でお話をさせてもらいました。
向陵中学校から、毎年100名程度は札幌公立TOP5校に進学しますが、学校の授業についていけているのは、10名程度で、あとの90名程度は毎日勉強に追われているだけの人がほとんどです。開成高校(首都圏/男子御三家)からでも、東大に現役で合格するのは30%程度です。日本の最先端を走っている人たちでさえ半分に届きません。大学受験(進学校の勉強)が甘くないのはここからもわかりますよね。
ならば、札幌公立TOP5校に進学したいならば、「自分たちはなおさら相当努力しないといけない」と思わなければなりません。周りのお友だちとお話をしている楽しいお話だけで高校生活を送れるわけないですよね。まずは周りの環境(友だち)から聞こえてくる話を「本当にこれだけかな?」と疑ってみることが重要なのではないかと思います。どこの学校を選んだとしても、「メリット」と「デメリット」が必ずあります。
「物事には、現実(メリット・デメリット)があって、お友だちとお話をしている楽しい理想だけではないこと」がわかってくると必然的に自分自身が何をしなければならないのかがよくわかってくると思います。高校生にはこのようによくお話をします。
「大学受験は高2までの偏差値でほとんど決まるからね。それは、高3になると浪人生が入ってきて、自分の偏差値が「-5~10下がる」から、その偏差値を1年間かけて回復させて終わるからだよ」と。
時間はあるようでありません。このように考えると、現中1でさえ、あと大学受験まで「4年半」しかないことになります。高1の6月~7月には、選択教科の希望調査があります。
この時点で、「文系」か「理系」かは最低限決めていなければ選べませんよね。真剣に取り組むからこそ、「自分の向き・不向き」が分かってきます。小学生・中学生で「正しい習慣」を付けて、「他の人に差をつけられる」ように日々頑張りましょう!