こんにちは!円アカです!
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上記の表は、「北嶺中の進学だより」から抜粋した、北嶺中の生徒が受験した駿台中学生テスト(6月/第1回)の学年全体の分布状況です。左側が2021年度に中1(36期)、右側が2022年度に中2(36期)で、同じ学年が1年たつと分布の仕方がどのように変化をしているのかがわかるようにしています。
36期で見ていくと、中1のときに偏差値75以上10名、偏差値70以上14名(表では10名+14名=24名)、偏差値65以上19名で、偏差値65以上が合計43名、同じように計算をすると1年後の中2のときは27名(前年に対して約62.8%)となっています。
この分布を見てどのように感じたでしょうか。まず言えることは、札幌南・札幌北と同等の大学の合格実績を出している北嶺中学校でさえ、分布の仕方(各偏差値の層にいる人数)は、1年たっても大きくは変わっていない(下がっている人が多い)ということだと思います。
つまり、「1度決まってしまった立ち位置を覆すのは難しい」ということが言えるのではないかと思います。 偏差値50以上の合計は、27期で見ると「中1:104名→中2:79名」、28期で見ると「中1:105名→中2:102名」、29期で見ると「中1:108名→中2:86名」30期で見ると「中1:108名→中2:98名」と、どれを見ても1年がたつと「偏差値50未満の層の人数がどんどん増えている」ということが言えます。
また、各年度の駿台中学生テストは、6月に実施されます(もちろん円アカでも6月に実施します)。つまり、左側の2021年度に中1である学年は、4月に入学して、約2~3か月後に受験をしていることになります。
上は「偏差値75以上」から、下は「偏差値50以上」まで表になっていますが、36期を例に挙げると、北嶺の入学者数を考えると最後の114番目では人数が足りないので、表にはなっていないけれども偏差値50未満も10名程度はいると予想が出来ます。
ということは、この2~3か月で「約25~30の偏差値の幅」が出来上がっていることになります。これは果たして「2~3か月の間に出来た差であるのかな」ということです。いつもお話をしていますが、札幌公立TOP5校(特に東西南北)に進学後の「高1の4月」は「横一線のスタート」ではないということです。同じ学校に進学しても、これだけの幅が「数か月で出来上がってしまう」ということです。
保護者様で「高校の合格人数を重視される方」がいらっしゃいますが、学習塾に求めるのは本当に「それだけ」で大丈夫なんでしょうか。だって、「高校がゴールではない」ですよね。北海道公立高校入試のレベルは、駿台中学生テストのレベルまで求められることがないので、北海道の一般的な学習塾ではここまでを想定しません。
つまりは、どんなに難関高校の合格者の人数を出していても、その先の高校でついていけるかどうかの「保証はまったくない」ということです。小学生・中学生は、札幌公立TOP5校(特に東西南北)を目標にするならば、高校に進学後に勉強でついていけるようにするための「準備期間」です。「定期テストで点数を取ること」ももちろん大事、「内申点をAランクにすること(近づけること)」ももちろん大事、「北海道学力コンクール(道コン)で点数を取ること」ももちろん大事。でも、札幌公立TOP5校に進学したいならば、それだけで「満足してはダメ」ということです。
北嶺中学校を一例に挙げてお話をさせていただきましたが、札幌公立TOP5校(特に東西南北)に進学したら、同じようなことが起きる可能性が非常に高いということ。でも、それは「高校生になってから頑張れば・・・」では「遅い」ということ。
「スタートが非常に重要である」ということは、北嶺の偏差値の分布表がきちんと物語ってくれていますよね。札幌公立TOP5校(特に東西南北)に進学後の「高1の4月」は「横一線のスタート」ではありません。札幌公立TOP5校を目標にしている小学生の皆さん、向陵生の皆さん、「どこまでを想定」して勉強を進めますか。春期講習会の受付がスタートしています。札幌公立TOP5校に進学したい小学生・中学生の皆さん、円アカでお待ちしています!
今現在の北大の入学者の割合は「道内3」;「道外7」です。円アカで「札幌公立TOP5校に進学するための下準備」を行い、一昔前の「道内5」:「道外5」にまずはしたいですよね。駿台中学生テストを受験して、「北嶺中にいたときの自分の学年順位」で「1組(A組/北嶺の1番上のクラス/難関大を目指せるクラス)を目標」にして、道外のライバルたちをやっつける学力(「未来につながる5つの力(応用力・発展力・思考力・判断力・表現力)」)を円アカで養成しましょう!