円アカが考える札幌公立TOP5校に進学するための理想像

 こんにちは!円アカです!

 

 先日、円アカの保護者様で「札幌公立TOP5校に進学をして、わりとすぐに次の大学の志望校調査があるけど、たとえ学年順位が下の方で入学をしたとしても、下の偏差値の大学を志望校にはなかなかできないよね。」ということを仰っていた方がいました。その通りだと思います。やはりこれが「現実」です。過去の円アカのブログでも、札幌公立TOP5校に進学をしたご家庭の保護者様は、たとえ今思っていなかったとしても、実際に進学をできてしまうと「北大以上」と考える方が多いという内容のことを書かせていただいたことがありますが、まさしくこれではないかと思います。

 

 札幌公立TOP5校のうち、札幌市内の各地区の旧学区でNO.1高校である、札幌南、札幌北、札幌西、札幌東は、「道コンでの成績」が「高校の成績」にはなかなかつながりません。札幌北高校のホームページにも、「特に英語と数学に関しては、中学・高校間の学習内容および難易度で差が大きい」と掲載がされています。だからこそ、札幌公立TOP5校への進学後を見据えた「小学生・中学生からの下準備が重要」であるということを円アカではお話をさせていただき、実際にトップクラスのカリキュラムの中に組み込んで授業を行っています。

 次にこちらをご覧ください。

 何回かご紹介をさせていただいていますが、東京都立日比谷高等学校の進路指導部通信です。ご覧になっていただいてどのような感想を持ったでしょうか。東京都立日比谷高校は都立最難関の公立高校で、上記の偏差値の表を見ていただければわかりますが、札幌南高校の偏差値に「+10」をした高校です。「日比谷高校は頭の良い高校なんだから当たり前じゃないの?」と思う方もいそうですが、「アドバンスト」に参加をしている高校を考えるとそんなに甘くありません。では、私立の中高一貫校の名だたる高校の中、公立高校の日比谷高校がここまでの成績を取ることが、なぜできたのか。ここにまさしく札幌公立TOP5校に本気で進学をしたい小学生・中学生が目指す理想があります。そのためのポイントになるのが「駿台中学生テスト」です。

 上記のグラフの通り、都立日比谷高校に合格している「60~70%」、つまりは「10人の内6~7名」の日比谷生は、「駿台中学生テスト」を中学生のときに受験していることがわかります。そして、日比谷高校に合格するためには「偏差値65程度」は必要です。また、「駿台中学生テスト」の「国語・英語」は「高校生レベルの内容」が出題されます。そして、「数学」に関しては高校レベルの内容は出題されませんが、首都圏の難関高校レベルの問題が出題されますので、道コンでSS60台後半の中学生(札幌南・北合格レベル相当)でも、偏差値40台になる人もかなりいます。それくらいレベルが違います。でも、この駿台中学生テストを日比谷高校に合格している中学生は、偏差値65程度は中学生までで取れるようになっているということです。言い換えれば、中学生の時点で、「国語・英語」に関しては「高校生レベル」まで勉強をしてきており、「数学」に関しては高校生レベルまでではないにしても「応用力・発展力」を鍛えてきているので、難関大学の2次試験などで必要となる「応用力・発展力の下地」を小学生・中学生までで養成してきているということになります。

 

 だから、日比谷高校に合格した中学生は高校生のときに、「東京都立日比谷高等学校の進路指導部通信」のようになれるのだと思います。英語は「駿台中学生テスト」で高校生内容を勉強してきているので、「英語⇒成績は全国トップ。しかも一定の差をつけている。」、国語は「駿台中学生テスト」で高校生内容を勉強してきているので、「国語⇒全国トップレベル。」、数学は「駿台中学生テスト」で応用力・発展力を磨いてきているので、「数学⇒十分に渡り合えている。」と。

 

 下記の資料からも分かる通り、今現在の北海道大学の「北海道」と「関東地方」からの入学者数はほとんど変わりません。また、北大の合格者の道内占有率は、以前は50%くらいでしたが、年を重ねるごとに道内占有率が落ちていき、今現在は「30%程度」を推移しています。最初から「30%程度」だったわけではなく、「50%程度」→「30%程度」に時間をかけて落ちてきているということです。つまり、何か「原因」があって落ちてきたと考えるのが自然ではないかと思います。道内出身の高校生は、全国的に見ても「地元志向が強い」です。それも47都道府県の中でも、「ベスト5」に入るくらい強い地域です。でも、地元の北大に入れる人数が減ってきている。それはどうしてなのか。その答えは「東京都立日比谷高等学校の進路指導部通信」にあると円アカでは考えています。

 高校に入学した後に「出た所勝負をする」か、それとも小学生・中学生で「下準備」をして札幌公立TOP5校に進学し、旧帝国大学などの難関大学を目指すか。それは一般的に考えれば「後者」という人が多いのではないかと思います。円アカでは、今現在、円アカ生の保護者面談をしていますが、ある保護者様が面談で「円アカって、プレ高校生のような環境ですよね!」とおっしゃっていました。まさしくその通りです。札幌公立TOP5校に進学したい向陵生には、円アカに通塾して、円アカのこの環境をしっかり活かして、札幌公立TOP5校に進学してほしいと思います。そうすると、進学後も、「自分の思い描いた理想」に近づきやすくなる。これがやはり重要ですよね。

 また、以前にもご紹介しましたが、上記の表は、北嶺中学校の第1回駿台中学生テストの偏差値の表です。例えば、36期で見ていくと、中1のときに偏差値75以上10名、偏差値70以上14名(表では10名+14名=24名)、偏差値65以上19名で、偏差値65以上が合計43名、同じように計算をすると1年後の中2のときは27名(前年に対して約62.8%)となっています。進学校では、1回ついてしまった順位は、最初に付いた順位からは「もうなかなか変わらない」ということ、そして「スタートダッシュが重要である」ということがわかると思います。これが「進学校の現実」で、「札幌公立TOP5校の現実(特に札幌南・札幌北・札幌西・札幌東)」と言うこともできるのではないかと思います。

 

 毎年見ている現象ですが、私立高校に進学した人が、推薦入試などで東京六大クラス、MARCHクラスの大学に進学を決める中、札幌公立TOP5校に進学した人の大半は、一般入試で挑戦してもそれらの大学には進学できない。それは各高校のホームページの進学実績を見てもらえれば分かると思います。世の中で評価される大学受験では、向陵中学校から札幌公立TOP5校に進学できても、立命館慶祥高校などの私立高校に進学した人に、推薦入試などで大学入試では結局は負けて「立場が逆転」をしてしまう。これって、「すごく理不尽だ」と感じませんか。せっかく勝ち取った高校生活です。学生生活の最後の大学は「自分の納得のいく進路」、「意味のある進路」にしたいですよね。でも、そのためには、何度もお話をする通り、「小学生・中学生のときに下準備が必要である」ということ。

 

 だから、札幌公立TOP5校に進学する100名の向陵生には無関係だと思ってほしくない。だって、自分たちに結局は降りかかってくることですよね。向陵中学校から私立高校に進学した同級生が、高校を卒業して気付いたら、「自分より格上の大学」に進学していた・・・。中学生の時には勝っていたのに・・・。嫌ですよね。自分だったら非常に嫌です。だからこそ、札幌公立TOP5校に進学する100名に関しては、札幌公立TOP5校に進学するということは、大学入試は一般入試でチャレンジする可能性が高く、尚且つ、北大以上とご本人だけでなく保護者様も考え始める可能性が高いわけですから、札幌公立TOP5校を見据えて、後からご本人が困らないように、小学生・中学生のときに、先ほどの都立日比谷高校の例を挙げましたが、「札幌公立TOP5校を見据えた下準備」をきちんと進めて、札幌公立TOP5校に進学をすることが重要なのではないかと思います。