中学生の英語の理想の進度とは?

こんにちは!円アカです!

 

下記の表をまずはご覧ください。

 この表は高1の5月の中旬頃に実施される「全統模試(河合塾主催)」の英語の問題で出題されている「熟語の問題」を「大学入試用の熟語帳」と「高校入試用の熟語帳」でどのくらい掲載されているかを比較した表です。4月に高校に入学をして、5月の中旬ごろに実施される模擬試験なので、入学後まだ「約1か月半くらい」しかたっていません。入学後まだ「約1か月半くらい」しかたっていないんだから、「中学生までの知識」でと思う人もいると思いますが、高校入試用の熟語帳では「約2.1題」しか掲載されていないので半分も正解できません。しかし、大学入試用の熟語帳では「約4.6題」と「ほぼ全て」が掲載されていることがわかります。つまり、ここから高校入学後の約1か月半後には、「大学入試用の知識」を「概ね暗記」をしていなければ「通用しない世界」であるということがわかります。

 

 こういう現実から円アカの南高・北高合格コースのトップクラスでは、「中1の4月から3月」までの1年間で「高校入試でる順ターゲット 中学英熟語400」を、「中2の4月」から「中3の8月頃」までは「速読英熟語」を使用して、きたる「高1の5月の全統模試」に間に合うように「熟語テスト」を毎週実施して、「駿台中学生テスト」を目標にした授業をしています。

 

 では、円アカのように中学生から「大学入試用の熟語帳」を取り組んでいかなければ、どのようになるのでしょうか。「速読英熟語」には「約1080個」が掲載されていますが、「高校入学後の約1か月半」で「模擬試験で役に立つくらいの精度」で身に付けたり、習得したりすることは可能でしょうか。一般的に考えて「1周」では不可能だと思うので、「3周」は必要だと考えると「約1080個×3周=約3240個」ということになり、約1か月半では「非現実的な個数」と言わざる負えません。

 

 では、「どうするか?」となると思いますが、「暗記をするための期間が短い」と単純になっているわけですから、「暗記する期間を延ばす」しか手はありません。実施される日にちは毎年概ね決まっているわけですから、「スタートの時期を早める」しかありませんよね。つまり、中学生の内から少しずつ暗記をしていく以外に、「スタートダッシュを決める道」はないのではないかと思います。だから、トップクラスでは「中2の4月」から「約1年半」をかけて「速読英熟語」を使用して、きたる「高1の5月の全統模試」に間に合うように「熟語テスト」を毎週実施して、「駿台中学生テスト」を目標にした授業をしています。そうすれば、公立高校入試が終了した3月の中旬くらいから、「約1年半」かけてやってきた内容の復習を、もう一度取り組めるのではないかと思います。

 

 「高1の5月の全統模試」から「大学の合格判定」が出てきます。中学生の皆さんはよくわかると思いますが、「一番最初のテスト」が「一番簡単」ですよね。「一番簡単なテスト」で「A判定」を取れないのに、その後に問題だけがどんどん難しくなっていって、都合良く「A判定」なんて付くわけがありません。ちなみにですが、「全統模試」は大学受験において、北海道公立高校入試で例えるならば「道コン」のような立ち位置です。つまり、難関大学を受験しようと思ったら、「オーソドックスな模擬試験」なので、特別難しいわけではなく、難関大学を目標にしたいのならば、「この時期にはこれくらいは最低限必要ですよ」という出題内容です。

 円アカの保護者様で「札幌公立TOP5校に進学をして、わりとすぐに次の大学の志望校調査があるけど、たとえ学年順位が下の方で入学をしたとしても、下の偏差値の大学を志望校にはなかなかできないよね。」ということを仰っていた方がいました。その通りだと思います。やはりこれが「現実」です。過去の円アカのブログでも、札幌公立TOP5校に進学をしたご家庭の保護者様は、たとえ今思っていなかったとしても、実際に進学をできてしまうと「北大以上」と考える方が多いです。しかし、北大の実際は、道内出身者の占有率は「50%台」→「30%台」まで時間をかけて落ちてきていますし、道内出身者の合格者は「関東地方出身者」と変わらなくなっています。このように旧帝国大学などの難関大学の扉は狭き門になっています。そこを突破するために、小学生・中学生のうちから「下準備」をしっかり行って、札幌公立TOP5校に進学をしてほしいと思います。